昨日は、利用者さまの整形外科受診に付き添いました。
これまで介護タクシーや付き添いサポートを通して、さまざまな医療機関へ同行してきました。
その中で、医師や看護師の方々の温かい対応に触れ、安心して受診を終えることも多くあります。
いや、ほとんどがそうです。
しかし、昨日の受診では、改めて「患者さまに寄り添う医療とは何か」を深く考えさせられる出来事がありました。
痛みを抱えながらの受診
利用者さまは車いすで受診され、踵に内出血と痛みを訴えておられました。
診察では、普段の身体機能や歩行能力について十分な確認がないまま、立ち上がって左右の足に体重を
かけるよう指示がありました。
もちろん、診断のために必要な動作確認もあると思います。
しかし、普段どの程度歩ける方なのか、どのような介助が必要なのか。
そうした情報を十分に把握しないまま、先生は患者様に指一本触れず、立位をとらせて踵に荷重をかけ
て評価するという、付き添う立場として大きな不安を感じました。足の踵を見る時も、レントゲン台に
寝る時も全く介助しようとされず私が手伝ってもらえませんかと頼んだくらい。
言葉ひとつで変わる安心感
もうひとつ、強く印象に残ったことがあります。
それは、ご本人の目の前で認知機能に関する発言が何度も繰り返されたことです。
認知機能を確認することは、診察において必要な場合もあります。
しかし、その伝え方や言葉の選び方には、もう少し配慮があってもよかったのではないでしょうか。
たとえ認知機能に低下があったとしても、ご本人の感情や尊厳が失われるわけではありません。
医療者にとっては何気ないひと言でも、患者さまやご家族にとっては大きな意味を持つことがあります。
私自身、医療や福祉の現場で長く仕事をしてきたからこそ、改めて言葉の大切さを感じました。
診察を終えて思ったこと
検査の結果、骨折が確認されました。
その後の対応や治療方針についても、付き添いの私には十分に理解できない部分が残りました。
治療にはそれぞれ医学的な判断があり、専門的な理由があることも理解しています。
だからこそ、患者さまや付き添う人が安心できるよう、分かりやすく説明していただけたらと感じました。
受診に付き添うということは、単に病院まで送り届けることではありません。
受付、移動、診察、検査、会計。
その一つひとつの場面で、ご本人が安心して過ごせるように支えること。
必要に応じて、ご本人の普段の生活状況を医療者に伝え、診察内容をご家族やご依頼者へ報告すること。
それも大切な役割だと思っています。
私が大切にしていきたいこと
今回の出来事を通して、改めて自分自身の支援のあり方を考えました。
忙しいときほど、相手の表情を見ること。
ご本人の言葉に耳を傾けること。
できないことだけを見るのではなく、その方がこれまで歩んでこられた人生や、今できることにも目を向けること。
そして何より、一人の人間として尊重すること。
当たり前のようで、決して忘れてはいけないことだと思います。
私自身も、日々の仕事の中で十分にできているだろうかと振り返る機会になりました。
Smile Life Care+が大切にしているのは、ただ目的地へお連れすることではありません。
その方の暮らしや思いに寄り添い、安心して外出できる時間をつくることです。
今回の経験も、自分自身の支援を見つめ直す大切な機会となりました。
「くらしにプラス その先へ」
これからも、一人ひとりの思いを大切にしながら、心の通うサポートを続けていきたいと思います。

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