我が夫婦はお互い頑固で、融通が効かない。
結婚当初は「なんでこんなことで?」と思うたびに我慢できなくなって、長文LINEで感情をぶつけていた。
でもまぁ、効かない。まったく。
むしろ夫は弁が立つタイプで、私がどれだけ理詰めで送っても
「それはこっちのセリフ」
と、まったく響かずに捲し立てられはい、終了~。
こちらに残るのは、イライラだけ。
──こんなの意味ない。
そう気づいたのは、実に6年前。結婚してすぐだった。
でもね、一応前置きしておくと、夫は“よく出来た人間”ではある。
清潔感はある(むしろ潔癖)。
よく食べるけど作法は綺麗。
お互いの両親のことを大事にしてくれる。
出張から帰ればご飯を作ってくれたり、洗濯物を畳んでくれたりもする。
独身生活が長かっただけあって、家事は一通りできる。
ただし。
細かい。
ビビるくらい細かい。
そして絶対に非を認めない。
ついでに、見え透いたウソをつく。
(以前、「営業職だから仕方ない」と言われた時は本気で耳を疑った。)
まぁ、前置きはこのへんで。
意味わからん夫のこだわりを面白がる
今日のテーマは、これ。
彼は帰省すると必ず、掃除をした後台所の調味料置きを壁側にピタッと寄せる。


まな板と鍋ブタがぶつかり合って非常に調子悪い。
必ず、である。
で、それをされるとどうなるかというと──
私が普段やっている
「まな板置いて、その横に鍋ブタを立て掛ける」
という黄金配置が、できなくなる。

いつもの黄金配置
写真のとおり、私はあえて隙間を空けている。
その“絶妙な余白”があるから、まな板と鍋ブタがすっぽりおさまる。
なのに。
彼は毎回、きっちり壁に寄せる。
寄せないと気が済まないらしい。
もはや 「帰ってきた証」 と言っても差し支えないレベルで、毎回やる。
何度説明しても同じ。
ほんと意味わからん。
夫婦というのは不思議なものだ。
普段の生活に「どっちが正解」なんてないのに、こだわりが強い者同士だと話し合っても譲り合えない。
大人なのに、成熟してるようでしてない。
結婚して何年経っても、こういうすり合わせは永遠に続くらしい。
ただ──
今日の、この調味料スタンド事件だけは言わせてほしい。
マジで意味分からん。
グチったら苛立ちで終わるので、今後はこれを「面白がる」ことにする。
夫よ、次の帰省でもどうせまた動かすんだろうけど、まだまだネタは盛り沢山ある。
そのたびにいちいち感情的にならず私はちょっと笑って(理想)ブログのネタにさせていただきます。


コメント