" /> 満開の笑顔に出会えた一日 | とんでも備忘録

満開の笑顔に出会えた一日

介護タクシーのこと

リピーターのMさんと過ごした、
「お花見 → お買い物」の一日。

前日は、嵐のような雨と風。
「今年はもう難しいかもしれない」
そんな思いも頭をよぎるほどの激しい天気だった。

それでも――
桜はしっかりと咲き続けていた。

当日は打って変わって、澄み渡る青空。
海の青と、満開の桜が広がる景色。

その風景を一望した瞬間、
Mさんは両手を挙げて、心からの喜びを表現された。

あおぞらと桜をバックにお客様のピース
満面の笑みを浮かべる利用者様
嵐の翌日の天気。よく耐えてきれいに咲き誇っている桜
私の分までいただいたお花見弁当

その姿を見たとき、
「無事にご案内できてよかった」
そう思えたのは、言うまでもない。


約2時間のお花見を楽しまれたあとは、お買い物へ。

今回の目的は「腕時計」。

・文字盤は四角
・数字表記
・ベルトはシルバー

妥協されることなく、御年94歳のはっきりとしたこだわり。

簡単には見つからない条件の中、
お店のスタッフさんと一緒に探し続けた1時間。

「これがいい」

そう納得して選ばれた一本に出会えた瞬間の表情は、
とてもご満悦。

“選ぶ”という行為が持つ力を、
改めて感じた時間だった。


その後は婦人服売り場へ。

疲れを見せるどころか、
そこからがまた楽しみの時間のように、
一つひとつ丁寧に選ばれていた。

選ばれたのは、
これからの季節にぴったりの7分袖のお洋服。

「自分で選ぶ」
その時間そのものが、
その人らしさをつくっていくのだと思う。

店内で真剣に選ばれている様子
さすがMさんとってもお似合いの腕時計を購入されていた
店内でお洋服を選ばれている様子

帰り道は30分以上。

さすがに少しお疲れかと思いきや、
次のイベントの話やご予約の相談で、
道中ずっと会話が途切れることはなかった。

「次はどこに行こうか」
その言葉の中にあるのは、
これから先の時間を楽しもうとする気持ち。

その元気さに、
ご家族と一緒に思わず笑ってしまった。


気づけば、あっという間の5時間半。

長いようで、でも本当に一瞬のような時間。

ただの“移動”ではなく、
その人の「人生の時間」に関わらせていただいている。

そう感じる瞬間が、何度もあった。


小さな外出でも、

「行きたい」
「選びたい」
「楽しみたい」

その気持ちは、何も変わらない。

むしろ、だからこそ大切にしたい。

その想いに寄り添えること。
その時間を一緒に過ごせること。

それが、この仕事の意味なのだと、
改めて感じた一日だった。


今回も、
大切な時間をご一緒させていただき、ありがとうございました🌸

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